交通系データアイデアソン(レッドハッカソンHIROSHIMA 2019 episode.2) に参加した!
東京から広島まで移動し、交通系データアイデアソンに参加をしてきました。自社としてMaaSに力を入れたりナレッジが欲しい段階だったので参加を依頼され、自分としても 「アイデアソン」 に参加をしたことがなく興味があったため行ってきました。
レッドハッカソンHIROSHIMAとは?
広島を中心に活動されているエンジニアリングコミュニティ団体 「HMCN」 が企画されたイベントです。
HMCNは最新のテクノロジーに関する活動やハッカソンなどを主催する、オープンなエンジニアリングコミュニティです。
TMCNの兄弟コミュニティとして、主に広島地区、中国地方を中心に活動を行っています。
デジタルなものづくり・ことづくりに関心のある開発者やデザイナーをネットワークして、共に創る、共創の場を生み出すため様々な活動を行っています。
今回は広島にある江田島(えたじま)を対象として、現在オープンにされている交通系データを活用し新しいサービスを創出するアイデアソンを実施しました。場所は 「イノベーション・ハブひろしまcamps」 でした
アイデアソンとは?
アイデアソンとは、アイデアや思いの近い人で即席チームを作り、新しい商品・サービスのアイデアを創り出すイベントです。エンジニアにとっては、手を動かさずアイデアだけを考えるハッカソンと言えば通じるかもしれません。エンジニアの視点を持っているとアイデアを出したタイミングで「フロントエンドはどうすればいい」とか「バックエンドとデータの持ち方を考えないといけない」といったことを、アイデアソンの段階では考える必要がないので気が楽かもしれません。
個人的な準備
イベントの参加ページを見る前までは、「江田島」 の存在すら知らなかったので下見を実施しました。
小用港(こようこう)からレンタサイクルを借り、海上自衛隊幹部学校まで移動、また海辺の新鮮市場へ南下しました。
三高山の砲台まで行きたかったのですが、小用港から片道25km前後あるので諦めてしまいました。この経験を通して地図を眺めているだけではわからない江田島の大きさを肌で実感しました。ちなみに江田島は瀬戸内海で4番目に大きい島だそうです。水も澄んでいました。
アイデアソン
本編のアイデアソンは40名ほどでおこなわれました。まず4-6名ほどに分かれ各テーブルで簡単な自己紹介をおこない、すぐに頭の体操となりました。
メモ用紙程度の大きさの紙とペンが用意され、プロジェクターに映された言葉に対して直感的に自分の思ったことを書いていきます。プロジェクターに映されることは次のような言葉です。
- 自分が好きなこと
- 自分が好きなもの
- etc
いくつかの選択肢の中から質問を選択し、自分が思いついた答えを書いていきます。質問を変えながら3,4回繰り返し、答えが書かれた紙を真ん中に集めます。
次に真ん中から集めた紙を各自1枚引き、その言葉と 「江田島とデータ活用」 を紐付けたアイデアを練ります。真ん中に集めた紙から引くため、他の参加者が書いた紙を引く可能性がありますが、そこでも直感を大事にし、アイデアとしてまとめます。
最初に各テーブルでの自己紹介はおこないましたが、次に参加者全員で自己紹介と考えたアイデアを発表します。自分の予想通り東京からの参加は自分だけで唯一の県外の参加となりましたので、自己紹介が終わった後も 「東京から来た人」 と参加者の印象に残ったようで良かったです。自分は前日にレンタサイクルを借りて下見をしたこともあって、「サイクルマップ」 を提案しました。
自分が提案した 「サイクルマップ」 は、江田島のサイクルマップをまとめるだけではなく、県外から来る人を想定しており、周辺のフェリーや新幹線とのデータ連携を図り最適な行き帰りを提供し、さらには島内のおすすめスポットをリコメンドするものでした。
40人のアイデアを発表した後は、自分が気に入ったものを2つ選び投票する時間となりました。自転車と交通データを組み合わせるアイデアが重なったこともあり、自分のアイデアは落選となってしまいました。その後、得票数が多かったものを6,7ほどピックアップし、そのアイデアたちに乗っかりたい人でチームを結成しました。ここからはチーム作業です。
アイデアに乗っかった人たちで、アイデアをより発散また収束させ最終的なプレゼンへと持っていきました。自分のチームは広げる人とまとめる人ことが得意な人がおり、非常にテキパキとすすめることが出来ました。 最終的な案は 「ちょい乗りひよっ子サイクリング」 と題して、江田島へカジュアルサイクリングを楽しみに来ている人に対して、途中で自転車を乗り捨ててもいいようなサービスとしました。
バスとタクシーのリアルタイムデータを活用し、自転車を乗り捨てた際にスムーズに乗り継ぎができることや、自転車をバスの中に乗せることも想定したサービスとしました。
結果
結果的には自分たちのチームは入賞することができませんでしたが、チームとしてのまとまりもよかったですし、自身を持って提案できたサービスとなりました! アイデアソンと言うことでしたので、現在提供されている交通系データを用いて考えるものではなかったのが自分の想定とは違った部分でしたが、日々の業務や生活で凝り固まった頭をほぐし柔軟な発想で考えることができ非常に面白い体験でした。また、周りのチームも普通では考えられないような発想が飛び出してきていた面白かったです。
おわりに
2月に今回のアイデアソンを実現するためのハッカソンがおこなわれます。今回のアイデアから本当に実現するようなものが出てきたら、またどのように実現するのか非常に楽しみです。また自分も行けるように日々の業務を頑張っていこうと思います。懇親会を含め、広島の方々ありがとうございました。