気軽にモックデータを作ろう / Mockarooを使ってみた
モック用データが欲しいときに見つけたのが「Mockaroo」だ。「Mockaroo」はブラウザ上で欲しいデータの形式を入力すると、ランダムなデータを指定した数だけ生成してくれるWebサービスだ。ライブラリなどをインストールする必要ないというところが嬉しい。今回は簡単に「Mockaroo」の紹介をする。
基本的な使い方
使い方はとてもシンプルだ。画面に欲しいデータの「列名」「タイプ」を指定して「Download Data」ボタンをクリックするだけで完了する。
「Preview」ボタンを押すとダウンロードする前にデータを確認することも出来る。
タブを「CSV」に変更すると表示が切り替わる。ここからコピーアンドペーストすることも出来た。
Options
列に指定できる項目を見ていく。「Options」にはblankとfxの文字が並んでいる。 blankは言葉の通り空白を意味していて、生成するデータの中から指定したパーセントの分だけ空白データを作成することができる。この機能を使うことで、虫食い状態のデータを作り、汚いデータを想定することも出来る。 fxは生成するデータを加工出来る。少し使い方を覚える必要はあるが、例に載っているものを見てもらうとエンジニアには馴染みのある形が多く、そこまで難しくないように感じられる。
次の画面は「fx」ボタンをクリックしたときの画面だ。
今回はfirst_nameをupper状態にし、ip_addressを90%空白状態にしデータを作ってみる。
「Options」で指定したとおり、dirst_nameは大文字になっていて、ip_addressは空白が多くなっている。
フォーマット
CSV以外にも出力する形は豊富に選べる。
今回は使う機会も多い「JSON」と「SQL」について掘り下げる。
JSON
idとemailはそのままだが、nameを新たに追加しJSON Arrayとした。name配下にfirst_nameとlast_nameを入れたかったので、2つのField Nameの前に「name.」を追加した。これだけでJSONデータも生成できる。 first_nameとlast_nameは1組だけ得られればいいので、nameのmin elementsとmax elementsは1とした。この数字を増やすとfirst_nameとlast_nameのセットが複数生成されることになる。
SQL
CSVの形に少し戻し、SQLをみていく。この状態で、Previewボタンを押すだけだが、insert文が入った形にしてくれる。
include create tableをチェックするとcreate tableまで作ってくれる。これを流すだけでテーブル作成からデータの挿入まで終わるので便利だ。
おわりに
今回は「Mockaroo」について見てきた。お遊びの開発をしていてもテスト用のデータを用意することがとてもめんどくさかったので、「Mockaroo」を見つけることが出来てとても嬉しい。課金をおこなうと1000件以上のデータ作成だったり、作成のスピードが上がったりする。しかし、ひとつ上のプランでも年$50するので個人で使う分にはFreeプランで良さそう。参考になれば!