GitHub Actions が手動での実行に対応していたので試した。 以前 Firebase Hosting にデプロイするとき、 GitHub Actions は使ったことがあった。しかし、そのときには手動実行はなかった。 ブログによると 2020/07 に手動実行への対応をしていたようだ。
今回は既存のワークフローに手動実行を取り込むのではなく、新しいワークフローを作成し確認していく。
使い方
テンプレートから GitHub Actions を作成する
GitHub のリポジトリに移動し、「Actions」をクリックする。次に「New workflow」をクリックする。
2020/10/20 現在はデフォルトの画面が次のようになっている。今回は HelloWorld が出力される「Simple workflow」を使用する。「Set up this workflow」をクリックする。
「Simple workflow」の内容が書いてある、「blank.yml」ファイルを作成する画面になる。まずは設定値を付けないと手動実行ができないことを確認する。このまま「Start commit」をクリックする。コミットメッセージを入力する画面が表示されるので、そのまま「Commit new file」をクリックする。
「GitHub Actions」の実行ファイルを配置するディレクトリに「blank.yml」が作成されている。
「Actions」タブを開いてみる。「blank.yml」を作成したタイミングで「GitHub Actions」が動いていることが確認できる。また、現時点では手動実行ができる画面は見当たらない。
手動実行の設定をおこなう
ここから手動実行の設定をおこなっていく。まずは、作成した「blank.yml」をブラウザ上から編集するため移動する。右端に存在するエンピツマークをクリックし、編集モードに移行する。
手動設定を追記する。キャプチャの画像はエディターを拡大したものになる。12 行目 13 行目に追記している。追記したら「Start commit」をクリックする。コミットメッセージを入力する画面が表示されるので、そのまま「Commit change」をクリックする。
# This is a basic workflow to help you get started with Actions name: CI # Controls when the action will run. Triggers the workflow on push or pull request # events but only for the main branch on: push: branches: [ main ] pull_request: branches: [ main ] + workflow_dispatch: + branches: [ main ]
再び「Actions」タブに移動する。先ほどとは違い、画面上に手動実行できるボタンが表示されている。 「Run workflow」をクリックすると、吹き出しが表示され、緑色の「Run workflow」をクリックすると「GitHub Actions」が実行できる。 今回は吹き出しの中に、ブランチの選択と緑色の「Run workflow」しか表示されていないが、手動実行する際に入力値を送る設定をいれると用途の幅が広がる。
画面での差分確認
おわりに
今回はGitHub Actionsを手動で実行する方法を確認した。 すぐに設定して使うことができるが、まだまだ知らない人も多そうなので参考になれば!