よしたく blog

IT技術を中心に様々なことを書いています

BuriKaigi 2026 に参加した

BuriKaigi 2026に参加した。 Burikaigiは2,3年前からX(旧: Twitter)で盛り上がっている様子を見ていて、以前から気になっていた。 2026年はカンファレンスの遠征もしてみたかったので、年始開催ということもあり、今年こそは...!と参加してみた。

Day 1

朝7:20東京駅発の新幹線に乗って富山に向かった。 どういうスケジュールで向かうかは結構迷っていたので、公式のconpassにこの時間に乗れば間に合うスケジュールが書いてあったのは参考になり助かった。

2026年のソフトウェアエンジニアリング by 和田卓人

Day 1の基調講演はt_wadaさんの基調講演「2026年のソフトウェアエンジニアリング」。 これまでt_wadaさんの話は生で話を聞いたことがなく、AI時代に著名な方が何を考えているのか知りたかったため参加しました。

AIの非決定性(確率的に間違う可能性)を前提とした設計の重要性が印象に残った。「AIが少し言うことを聞かなくても問題ない仕組み」を作ることが現実的で、結果的に自動テストの重要性がより高まるという話は納得感があった。自分達のチームでも、ガードレールを用意して、この中だったら何をしてもらってもいいような状況を作ることを頑張っている。 また、コストが変わると見えるものが変わるという視点も面白かった。コードカバレッジ100%がアンチパターンではなくなったり、Property-Based Testingなど今までコストが合わなかったものが射程に入ってくる。 人間の認知負荷軽減がAIのコンテキスト効率向上にもつながるという考え方も興味深く、百均の名言「そこになければないですね」を目指すという例えが分かりやすかった。 ドキュメントをまとめるために、docsフォルダを充実させようとしているが、もしかしたらAIも見に行かない可能性があるので、実はディレクトリ単位でまとめたほうがいいのかなとも思った。

なぜRustのエラーメッセージはわかりやすいのか? by Yuki Okushi

Rust未経験でも聞きやすそうで、エラーメッセージの分かりやすさが持つ意味を知りたかったので参加した。

副作用をどこに置くか問題:オブジェクト指向で整理する設計判断ツリー by Koya Masuda

普段意識できていなかった領域で、気になったため聞いてみた。分かりやすくて良かった。

  • 副作用を3層に分類した判断ツリー
  • コールバック、ドメインイベント、非同期ジョブの使い分け
  • Rubyのコード例で解説

具体的なコードも出てきて、自分も分ける単位が頭に入ってきやすかった。 自分で書いているツールのコードを見直すきっかけになった。

スパ・アルプス

宿泊は富山駅から数駅離れた場所にある、北陸サウナの名店「スパ・アルプス」に泊まった。

北陸サウナの聖地ということで、とても期待していたが本当に最高のサウナだった。 個人的にお気に入りの、北海道・白銀荘、長崎・サウナサン、岐阜・大垣サウナに匹敵する素晴らしさだった。 水風呂もチラーを入れていないにも関わらず大変冷たかった。 食堂でご飯とお酒もいただいて就寝。富山駅などの栄えているエリアからは離れているので、移動が大変だった。 次回はサウナだけにする予定。

Day 2

旬のブリと旬の技術で楽しむ AI エージェント設計開発レシピ by 井上 章

AIオーケストレーションパターンなど知らない知識が多く、体系的に知りたかった。 マルチエージェントのオーケストレーションパターンについて。

  • Sequential Pattern
  • Concurrent Pattern
  • Handoff Pattern
  • Group Chat Pattern
  • Magentic Pattern

知らない単語が多く理解に苦労したが、パターンとして整理されている点は参考になった。

2026年はビルドの高速から始めよう by yokotaso(横田智哉)

JS系のツールをRust製に置き換えると速くなるという話に興味があったので聞いていた。 RustやGoで書かれたビルドツールに置き換えて高速化した事例で、Helpfeel社での実践例として紹介されていた。 一番身近なPythonでもRust製のuvが出て覇権を握りつつあるので、他の言語でも流れがあることを実感した。 具体的なツール名も多く並んでいたので、自分で何かやるときも試したい。

Node vs Deno vs Bun ~推しランタイムを見つけよう~ by すずとも

普段Nodeしか知らないような自分が聞いても大丈夫か不安だったけど、まぁ飛び込んでみるかと聞いてみた。 違いをわかりやすく説明していて、スッと頭の中に入ってきた。 個人的には、様々な機能がデフォルトで入っているDenoが使いやすそうだったので、今後は使っていきたいと感じた。

TDD BootCamp

午後はTDD BootCampに参加していた。 自分の中で、カンファレンスにフル参加した上で、ワークショップも体験できる機会は貴重だと思い申込みをした。 実施形式がペアプロだとは知らず、普段はSQLばかりでプログラムを書かないので、相手に迷惑をかけないか不安がかなりあった。 結果的にはTDDを体験でき、普段の仕事にも取り入れていったりAI経由での開発でも活かせていけそうだなと思った。

懇親会

Xで繋がってはいるけど直接会ったことのない人とか、北陸在住の方とかいろんなエンジニアと話せて楽しかった。

転職ドラフトsan、ビールありがとうございます!

Day 3 - 富山観光

翌日は観光した。

富山ガラス美術館

富山駅から歩いてもぎりぎり行ける距離、電車を使っても数駅にある美術館。Buri Kaigiの会場となった場所からはとても近い。 図書館と美術館の複合施設になっており、美術館エリアにはガラスアーティストの作品がたくさん並んでいた。 個人的にはドーム兄弟の作品が気に入った。

ドーム兄弟 - Wikipedia

建物は隈研吾設計の建物が印象的で、木をふんだんに使った空間が心地よかった。併設の図書館も居心地がよく、住んでいたら通いたいと感じた。

氷見きときと寿司

帰りに富山駅で立ち寄った。富山と言ったら寿司なので贅沢させていただいた。

おわりに

北陸の人と遠方から来る人の熱量が合わさった、良い会だった。規模が大きくなって大変そうだけど、機会があれば来年も参加したい。