よしたく blog

ほぼ週刊で記事を書いています

RPAだけじゃない?! / RPA勉強&LT会!RPALT vol2に参加してきた

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はじめに

1回目に引き続き、RPA勉強&LT会!RPALT vol2@ウイングアーク1stに行ってきました。

前回のレポートはこちら

yoshitaku-jp.hatenablog.com

connpassコミュニティの人数も500人近くに増えていてびっくりしました。参加者も233人で、前回から100人近く増えています。ほぼ開始時刻の19時30分に到着したのですが、席が空いていないぐらい満員で注目度の高さが伺えます。今回は大変残念ながらプレゼン資料が見えにくい位置だったので、サラッと振り返ります!

チャラ電さんのお話

素敵なステッカーありがとうございます。

10分間 RPA概論~導入開発編~ / 一戸さん

  • 自動化するためにプログラミングがいらないと言われることが多いが結局はプログラミングなところが多い。
    • 言語は何が使われているか気になったので調べてみる。
  • 即時性が高かったり、リカバリが出来ない業務(クリティカルな業務)は原則としてRPA化は向いていない。
  • 人がやっていることを置き換えているだけなので、人がやっていること以上のことは出来ない!!
  • 内製の理想はユーザですべてやることだけど、コンサルやベンダが入ることはまだ避けられない!
  • RPA開発のスキルはシステムだけではなく、ユーザの業務がすべて見れるようなスキルが求められている。
  • 例外設計や、運用などが今後の課題

感想

懇親会で参加者から聞いたのですが、プログラミング言語VB.NETが使われているようですね。RPA!自動化!とは言われていますが、やはりプログラミングとなかなか切り離せない世界のよう。ガリガリ書けなくても、読めるぐらいの知識は必要そうです。「即時性が高かったり、リカバリが出来ない業務(クリティカルな業務)は原則としてRPA化は向いていない。」「人がやっていることを置き換えているだけなので、人がやっていること以上のことは出来ない!!」この2つは大きい部分な気がします。この部分を忘れて開発をし始めるとどうなることやら…

<デモ>ロボ部長メール(部下編) / 青野さん

  • RPAチームの心の声
    • スクレイピングしてバッチ処理で回したほうが早いのでは?
    • windowsactiveXのバージョンが違うことによってエラーが吐かれた
    • 意外と止まる。
      • 金額のところに、カンマが入ってる入ってないでエラーになった
      • 文字数オーバー
      • VPN切れる
    • 結局ユーザ業務に詳しくないと開発が辛い
  • 部長メールのデモ!

感想

RPAに引きづられると、スクレイピングしてバッチ処理で回したほうが早いのでは?のような目的と手段を見誤るようなケースがあるので、RPAに適している業務なのかの検討はすごく重要だと思いました。RPA開発をする際は、ユーザ業務の理解がシステム開発をする以上に大切ですね。この話は一戸さんのときにも語られていました。例外処理の考え方はが実際に動かしてみないとわからないことも多そうですね。ネットワークが切れた際の処理や、はたまた遅かったりすることを考え始めただけで、パターンが多くなります。

LT

OCRサービス「Tegaki」を利用した手書きデータ入力の自動化の話し / 亀井 美佳@セゾン情報システムズ さん

UiPathの構築ポイント 〜具体的な例を用いて開発のポイント教えます〜 / 牟田 佳奈子@株式会社Arinosさん

クラウドRPA提供企業の実演動画+リリースして8ヶ月の気付き / 嶋田 光敏@BizteX さん

<資料なし>

headless chromeでRPA(?) / connpassイベント管理者の苦悩を改善するための自動化話 / のびすけ@dotstudio,inc.

+AIでRPAによる業務の自動化範囲を拡大 / 高木 章光@ブレインズコンサルティングさん

TwilioでRPAしちゃうぞ! / 高橋 克己@Twilio/KDDIウェブコミュニケーションズさん

RPA、およびIoTの連携による物理的ネットワークセキュリティの考察 / 井手 拓人@RPA Community さん

感想

どれも面白いLTでした!やはりRPAということで、実際に動いているデモを見せてもらうことが多かったです。あとはOCRを使った物が多かったですね。RPAとOCRは相性が良いのでしょうか?どのようなモノ・コトをRPA開発しているのかアンケートも見てみたいですね。自分も自社内でOCRのプロダクトを作っていて、RPAとの連携を模索しているので大変興味を持って聞けました。亀井さんのお話の中にあった「Tegaki」はぜひ使ってみようと思います。 RPAを考えていく際にエラーは必ず発生するものと考えると仕切りに言っているのが気になりました。自分も前回の勉強会が終わった後に、勤務表への登録をSeleniumPythonを使って自動化してみたので、これからはうまく動かずにエラーが起こった際どうしていくかを考えながら実装してみようと思います。 自分の中でのRPAのイメージは画面上での操作を記憶させて実行するものだと思っていましたが、簡単なプログラムを書くことも多いそうです。それこそSeleniumPythonを使って実現するような感じでしょうか。ユーザさんにとってまだまだハードルが高く感じられるところに、開発者としては関われることが多く残っているのかなと感じました。

懇親会では実際に案件で携わっている方をお話する機会がありましたが、実際に動いているものをお客さんに見せて感動して貰えるとすごく嬉しいと言っているのが印象的でした。多くの価値を生み出せる方がやっている無駄な作業をRPAすることによって、更に価値を生み出していけることに貢献できることが良かったみたいです。他には、RPAとしてお話を聞きに行っても、青野さんの「スクレイピングしてバッチ処理で回したほうが早いのでは?」ようにRPAじゃないほうがいいことも多いみたいです。やはりお客さんの業務理解・キャッチアップが速くないといけないんでしょうね。

RPAトレーニング講座が始まる

実践的なRPA Trainingが始まるようです。RPAトレーニング講座「UiPath入門編」は全4回の1回目みたいです。少人数で多くのことが学べそうなので、実案件で困っている人はいいかもしれませんね!

集合写真と登壇者の方

ありがとうございましたー!