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VS Code上でリモートファイルを操作するSSH FSを使ってみた

VS Code上でRaspberry PiやJetsonなどのリモート環境にあるファイルを操作するときに使える「SSH FS」を使ってみた。 設定ファイルの簡単な編集ならばSSHでログインしvimを使って編集していたが、ガッツリとスクリプトファイルを書くタイミングになったときに、普段使っているVS Codeを使いたかったのでプラグインを探した。

github.com

marketplace.visualstudio.com

インストール

VS Codeプラグイン機能なので、VS CodeのExtensionsで検索してインストールボタンを押すだけだった。 Extensionsに「SSH FS」と検索すると一番上に出てくる。今回の記事でのバージョンは1.16.3だった。

接続先設定

SSH FS」のインストールが完了すると、エクスプローラーの最下部に「SSH FILE SYSTEMS」が出現している。

f:id:yoshitaku_jp:20190816122448p:plain

「表示」→「コマンドパレット」をクリックし、「SSH FS: Create a SSH FS configuration」を実行する。

f:id:yoshitaku_jp:20190816122653p:plain

Create new configuration

Create new configuration画面で接続先の名前を設定する。

各種設定

次の4つが設定されていれば、最初に例にしたRaspberry PiやJetsonはすぐに接続できる。ここでは特別解説することはしない。 - Host - Port - Username - Password

その他の設定

上記以外に現時点でよく使う設定の説明を載せておく。

  • Label
  • エクスプローラーの最下部の「SSH FILE SYSTEMS」などの表示名を変更できる。指定しない場合はnameに設定した値が表示される。
  • Group
  • エクスプローラーの最下部の「SSH FILE SYSTEMS」などの表示名をグループでまとめることが出来る。「社内デバイス」「クラウド」といった分け方や、「raspberry pi」「jetson」といったデバイスごとの分け方が考えられる。
  • Root
  • 接続したときにどこのフォルダを開くかを設定する。自分は「/home/pi」を指定することが多い。

まとめ

インストールから設定、接続まで5分かからず完了した。すぐに使えて、設定も難しくないのが好感が持てた。Visual Studio Code Remote - SSHというMicrosoftが作っているものもあるが、まだ0.45.5でプレビューとなっているので今回は見送った。正式リリースとなったら、こちらも使ってみたい。